少しでも高く売るために、出来ること。

不動産査定

ちゃんとした査定をする不動産業者がいる一方、なんだこれはと思う査定をする業者もいます。要するに査定書は玉石混交です。この点からも査定は複数の不動産業者にしてもらうことをおすすめします。

重きを置く査定書は、客観的な数値に裏付けされている査定書です。査定を書面で出さずに口頭だけで済ます業者もいます。書面と口頭、どっちが悪いという話でもありません。出された査定を比べてなるほどと思える査定を選ぶ事が必要です。

1.売りの査定と買い取りの査定

売りの査定

一般的な売買を想定したものです。つまり、不動産屋さんの店頭やスーモなど売買情報サイトで見られる物件の値段です。

買い取りの査定

一般の売買にかけずに不動産業者に直接買い取ってもらう場合の査定です。不動産業者は買い取った物件を再販する目的で買っているので通常の売買価格より安い金額になります。再販にかかる経費分と業者の利益分が差し引かれます。測量費用や分筆等の登記費用、売れるまでの金利負担等が経費になります。物件によってどのくらい安くなるかはまちまちですが概ね半値から7掛け程度の金額になるようです。

買い取り査定は、すべての不動産業者が行っているわけではありません。資力があって銀行融資もすぐに受けられるような不動産業者が行います。売りの査定は、どの不動産業者でも行います。


業者さんに直接買い取ってもらう買い取りの査定は、かなり安い値段になってしまいますが早急にお金が必要な場合は助かります。急ぐ必要が無ければ一般の売買にかけた方が高く売れます。しかし、当たり前ですが買主が見つかるまでは売れません。いつ売れるかはやってみなければ分かりませんが、売れる値段は通常の相場近くで決まることが予想できます。

2.査定価格が高けりゃいいというものではない

媒介契約を獲得するために高い査定額をだす業者もあります。売主としては高い価格で売出してくれれば高く売れる可能性があるので過度の期待をしてしまうかもしれません。でも、その高い価格は売主のハートを釣るためのものです。査定金額の高い低いで媒介契約を結ぶ業者を選ぶものではありません。

低い査定を出したからといってその値段が相場より低いとは限りません。まともな価格かもしれません。売り出し価格を低い査定のまま出すという事でもありません。あくまでも、売り出し価格を決めるのは売主自身です。冷静に、相場が理解できて、物件の査定額と価格の根拠も理解できて、市場動向も理解できて、その上冷静であれば、媒介を任せるべき業者は自ずと分かると思います。そうです、説得力のある説明をしてくれた業者、販売力のある業者、業務に精通した営業担当です。なおかつ誠実な担当であれば言うことありません。

3.査定と鑑定評価の違い

不動産業者の行う査定は多くの場合無料ですが、遠隔地の査定とか規模が大きいとか難しい査定の場合も無料かどうかは業者次第です。依頼する前に料金の有無は確認したほうがいいです。翻って不動産鑑定士の行う鑑定評価は、料金が必ず必要で、しかも数十万円と高いです。しかし、一般の売買では鑑定評価の必要性はありません。不動産売買は、最終的には売主と買主が合意する価格で決まります。言ってみれば駆引きで決まるので相場にしても売り出し価格にしても厳格な計算は必要ないと考えられます。鑑定評価の方は、売買価格の妥当性を証明したい場合、特に銀行の不良債権処理や裁判関係などに使われます。

4. ネットの一括査定が便利

査定を依頼する流れとしては、直接、不動産屋さんに依頼する方法と、ネットの一括査定に申し込む方法があります。一括査定のメリットは1回の説明(入力)で複数の不動産業者に依頼出来る点です。

一括査定は、ネットサービスの会社が運営しているシステムで、引越一括見積もりとか自動車保険一括見積もりとかの類の仕組みです。一括査定の運営会社が参加する不動産業者に査定依頼の情報を流す仕組みです。依頼する方としては無料で気軽に複数社に見積もり依頼が出来る良い仕組みだと思います。